海外渡航中も日本にいる友人や家族と電話で連絡したい、現地でもスムーズに動くために電話で連絡を取り合いたいというケースがあると思います。
近年、海外への旅行や出張の際のインターネット接続手段として「eSIM」が注目を集めていますが、eSIMを使用するときに、電話を使用することができるかこの記事で紹介していきたいと思います。
海外で電話をかけたくなるケースとは
海外旅行などでインターネットを使いたくなる場面は事前に容易に想像がつきますが、意外と電話をかけたくなるシチュエーションも多く存在します。
日本にいる家族や友人と連絡を取りたい
電話するケースとして多いのが、日本にいる家族や友人と連絡を取りたいというケースです。海外では、楽しいこともあれば、環境や文化の違いから疲れてしまうケースもあります。そんなときに電話によって悩みを話してストレスを溜めないことに繋げることができます。
現地にいる家族や友人と連絡を取りたい
海外渡航中、現地の友人や家族と電話で連絡を取り合うケースもあります。待ち合わせや予定を話し合う際に、電話を用いた方がスムーズに話を進めることができます。海外では、実際のものとマップが異なっているケースもあるので、電話があると役立つこと間違いないです。
現地の大使館や警察と連絡を取りたい
慣れている人であっても、そうでなくても海外渡航中にトラブルが発生するケースがあります。メールだと対応が遅いことが多く、電話を用いることで即座に対応してもらいやすいです。特に紛失・盗難の際は、保険適用されるケースもあるので警察への連絡は忘れないようにしましょう。
初めに結論「海外用eSIMで電話は難しい」
まず初めに、結論を述べてしまうと、現在各社で提供されている海外向けeSIMのプランは「データ通信のみ可能」がほとんどです。基本的に電話番号が付属されていません。
そのため、プリペイドSIMなどでよくある「データ通信に加えて、現地の電話番号やSMS(=ショートメッセージ)も使える」というプランはほとんど存在しません。
VoIPアプリを使って電話をする
VoIPアプリとは
「VoIP」とは「Voice over Internet Protocol(=インターネット回線による音声通話)」の頭文字を取った略語です。つまり、「VoIPアプリ」とはインターネット回線を使用して電話が出来るアプリです。
従来の電話は電話回線を使用していますが、VoIPアプリはインターネット回線を使用して電話をしているため、eSIMのように「データ通信のみ」の契約をしていても電話をしたい場合に非常に役に立ちます。
主なVoIPアプリ
LINE
日本ではもっとも広く知られたアプリの1つで、チャット以外に無料で音声通話とビデオ通話が可能です。
Skype
こちらも日本国内では有名なチャットアプリで、LINEと違い固定電話や携帯電話への通話も可能です。
世界で最もユーザー数の多いチャットアプリで、LINEと同様にチャット以外に無料で音声通話とビデオ通話が可能です。
VoIPアプリを使用する際は以下の2点に注意する必要があります。
- 電話中はデータ通信を行うため契約プランのデータ通信量の上限に注意
- ネット接続環境に音質が左右されやすく、電話回線と比べると音質が悪い場合がある
緊急時以外の電話ならeSIMを活用してVolpアプリの利用がおすすめ!
おすすめのeSIMブランド
World eSIM
World eSIMは、世界180カ国で対応しているブランドで、現地到着後すぐに使用することができます。また、値段もリーズナブルなので、海外渡航に慣れていない方にもおすすめです。
緊急時以外であれば、普段から使い慣れているVolpアプリの利用で問題なく使用することができます。下記で人気渡航先のeSIMプランを紹介しています。
韓国 | |
価格 | 2,960 円 |
3日間 | |
無制限 |
もっと見る
SKT |
データ通信のみ |
利用不可 |
韓国 | |
価格 | 3,478 円 |
5日間 | |
無制限 |
もっと見る
SKT |
データ通信のみ |
利用不可 |
韓国 | |
価格 | 4,662 円 |
10日間 | |
無制限 |
もっと見る
SKT |
データ通信のみ |
利用不可 |
韓国 | |
価格 | 9,102 円 |
30日間 | |
無制限 |
もっと見る
SKT |
データ通信のみ |
利用不可 |
韓国 | |
価格 | 814 円 |
3日間 | |
500MB/日 |
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KT |
データ通信のみ(1日にご利用可能な通信容量は最大500MB) |
利用不可 |
韓国 | |
価格 | 1,554 円 |
3日間 | |
1GB/日 |
もっと見る
KT |
データ通信のみ(1日にご利用可能な通信容量は最大1,024MB) |
利用不可 |
海外渡航中に固定電話を利用したいなら
ここまでの説明で「海外で電話をする場合、eSIMを利用しているならVoIPアプリを使用する必要がある」ということを理解していただけたと思います。
ですが、「どうしても海外で固定電話宛に電話をかけたい」という場合は以下の3つが選択肢として挙げられます。
Skypeのサービスを活用する
国によって異なりますが、基本的には月額867円で固定電話に100分〜300分かけることができます。
電話料金のコスパで考えた場合には、比較的安く利用しやすい手段と言えるでしょう。
人気渡航先の料金表
韓国 | 867円 |
台湾 | 867円 |
タイ | 867円 |
アメリカ | 867円 |
現地のSIMカードを購入する
電話番号+データ通信がセットになっています。基本的に空港で購入すると設定もしてもらえます。
少々、高めですが、データ通信も使用する場合にはお得に利用できる手段となります。
人気渡航先の料金表(例)
韓国(無制限/3日) | 1,560円 |
台湾(6GB/90日) | 2,980円 |
タイ(15GB/7日) | 1,250円 |
アメリカ(無制限/5日) | 1,580円 |
キャリアの電話を活用する
高額になりやすく、時間帯によっても料金が変わり、受信するだけでも費用がかかります。
1分あたりの電話料金で考えると高額ですが、緊急時に対応しやすい利用方法となります。
料金表(ドコモ/iPhone/滞在先にかける場合)
韓国(分) | 50円 |
台湾(分) | 75円 |
タイ(分) | 75円 |
アメリカ(分) | 125円 |